「あの人、天然だよね」という「天然」という言葉に、あなたはどのようなイメージを持っていますか。
「おおらか」「心にゆとり、余裕がある」というイメージを持っている人たちは一定数います。そして、その性格は生まれや育ちから来ているものと解釈しているために、「天然な人は育ちがいい」と感じている人たちがいます。
しかし、それは本当に正しいのでしょうか。
これが今回の記事のテーマです。
天然な人とは
そもそも、天然な人というのはどういう人のことを指しているのでしょうか。
一般的には「自然体であり、素直である」という意味合いで用いられます。
天然な人の特徴は大きく3つあります。
- 自然体である人 ・・・自然体であり、無意識に自分自身を表現しています。つまり、何も演じたり偽ったりすることなく、自然な状態でいる人のことを言います。
- 楽天的でおおらかな性格の人・・・楽天的でおおらかな性格の人を指す場合もあります。この場合、自分の感情や考えを素直に表現し、他人に対しても優しく接することが多いとされています。
- 天真爛漫な人 ・・・「天真爛漫な人」というのはつまり、その人が無邪気で純粋であることを指しており、子供のような可愛らしさや素直さを持っている状態を意味します。
育ちがいい人とは
一方、育ちがいい人とはどういう人のことを言うのでしょうか。
一般的には以下のような特徴を持っている人のことを言います。
- 礼儀正しく、丁寧な言葉遣いができる人・・・身の回りの人に対して、丁寧な言葉遣いや行動を心がけ、相手の立場に立って思いやりを持って接することができます。
- 社交的で人付き合いが上手い人・・・社交的であり、人とのコミュニケーション能力に優れています。他人と接する際に適切な距離感やマナーを持ち、相手をリスペクトする姿勢があるため、周りから信頼されることが多いです。
- 好奇心旺盛で、知的好奇心がある人・・・知的好奇心が旺盛であり、幅広い分野に興味を持っています。また、自分自身の知識やスキルを向上させるために、自己啓発に積極的であることが多いです。
- 美的感覚が高く、身だしなみに気を遣う人・・・美的感覚が高く、身だしなみにも気を遣っています。自分自身を整えることで、周りから好感を持たれ、信頼されることが多いです。
- 謙虚であり、思いやりのある人柄・・・謙虚であり、思いやりのある人柄であることが多いです。自分の立場や権利を主張することよりも、相手の立場に立って思いやりを持って接することができるため、周りから好感を持たれることが多いです。
天然な人は育ちがいいのか?
こうして、「天然な人」と「育ちがいい人」それぞれの特徴を並べてみると、どうでしょう?
「育ちがいいから天然な人になる」という因果関係は必ずしも成立しない。と言えるのではないでしょうか。
では、相関関係は?と言われれば、有るような無いような。ですね笑
育ちがいい人の中には天然な人もいそうですし、天然な人の中には育ちがいい人もいそうですよね。
結局のところ、その程度でしかなく、科学的に証明することはできず、「天然な人は育ちがいい」というのは人間の感覚に依存する一つの説でしかないと思います。